地球人

グローバル感覚とは何か。
一言でいうと、「国民である前に、地球人である」という感覚だと思います。

国境など関係なく、人として、地球人として、自分の役割を果たすことです。
それはつまり、たとえこの島国ニッポンで生まれ育ち、海外に出ることもなく、名もなき町でごく平凡な暮らしを送っているとしても、世界の出来事に関心を持ち、広い視野を養って、地に足をつけながら、地球人の意識で生きることができる人は、十分にグローバル感覚を持っているということでもあります。

環境、エネルギー、人権、紛争、貧困問題など、今、世界規模でさまざまな課題が山積みです。そんな中、「国が動かないなら、自分が動く」と国境を超えて行動を起こす細菌の若い人の動きは、とても頼もしいですね。

私も地に足のついた地球人でありたいです。

Profile

松本紹圭
東京神谷町・光明寺の僧侶。
東京大学を卒業後、僧侶になり、その後、インドでMBAを取得するといった、異色の経歴を持つ。。最新刊『こころを磨くSOJIの習慣』（ディスカバートゥエンティワン）ほか、著書も多数。
朝、お寺に集まり、お経を読み、境内を掃除し、対話をする”テンプルモーニング”も人気。開催日の詳細はツイッター（@shoukeim）にてチェックを。