一日不作一日不食

一日不作一日不食（いちにちなさざればいちにちくらわず）

この文字だけを見ると、「働かざる者、食うべからず」の意味で捉えてしまいそうですが、実は違います。

どんなに年老いて不自由になっても、自らできることを見つけて、それを日々行いましょうという教えです。人が見ていても見ていなくても、自分の心身を整えて、毎日の生活の中で実践していくことの大切さを、説いているのです。

Profile

松本紹圭
東京神谷町・光明寺の僧侶。
東京大学を卒業後、僧侶になり、その後、インドでMBAを取得するといった、異色の経歴を持つ。最新刊『こころを磨くSOJIの習慣』（ディスカバートゥエンティワン）ほか、著書も多数。
朝、お寺に集まり、お経を読み、境内を掃除し、対話をする”テンプルモーニング”も人気。開催日の詳細はツイッター（@shoukeim）にてチェックを。