Life style今日も一日おつかれさま

見えない心を形にする

「色々な人のお話を聴いていて疲れませんか?」と聞かれることがあります。お話を聴くのは苦ではありませんが、たくさんの方のお話を伺ったあとで、心にもやもやとした疲れがたまっていることがあります。

そんなとき、私は自分の心の中にあるものを書いてみることにしています。紙とペンを使って10分ほど無心に手を動かし、書き終わった紙を見る。すると自分の疲れの中身と、今の心のありようが少し分かってきます。

ごく小さなことですが、目に見えない心を取り扱うためのヒントの一つになるかもしれません。


Profile

木原祐健
(きはら ゆうけん)
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』(河出書房新社)など。