スピードを落とす

外出の機会が極端に減り、運動不足になっている方も多いのではないでしょうか。かくいう私もそうです。

そんな状態なので、いつもは寺の役員さんに依頼している配り物を、自転車に乗って半日かけて自分で配布しました。

いつもは車で通る道。風を感じ、周りの景色を眺めながら進むと、見落としていた道端に咲く花と出会えたり、地域の鎮守の祠に手を合わせる余裕ができました。

スピードを落として生活することは、何かを失うことではないのだと実感した出来事でした。

次は歩いてみようかな。

Profile

横山瑞法
（よこやま ずいほう）
1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama