Life style今日も一日おつかれさま
高校時代は書道部員でした。今でも尊敬している顧問の先生がよく言っていたのは「書道とは、『黒』によって『白』を美しく見せる芸術なんだ」ということ。
一生懸命、お手本に似せようとする「お習字」の世界しか知らなかった私は、それまで注意を払ったこともない「余白の美」という概念に、頭がクラクラしたものです。
実は書道だけじゃなくて、物も人も、周りの空間や人々を美しく見せることが、大事なのかもしれませんね。
Profile
玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)