こよみ

僕らは太陽暦で日にちをとらえることにすっかり慣れていますが、1年365日、太陽と地球の関係だけでなく、月という衛星、そして水星や火星などの太陽系惑星、さらにはその外に広がる無数の星たちとの、一瞬たりとも二度と同じ状態はありえないユニークな関係の中で、暮らしています。

そのことを、友人の杉山開知さんの「地球暦」は教えてくれます。月の満ち欠けだけを見ても、僕らの心身は自分では気づかないところから大きな影響を受けていることがわかります。

何気なく過ぎていく単調な日々というものがあるとしたら、自分の世界の見方がそれをそうさせているんですよね。一日一日、目に見えない変化を感じてみてください。

Profile

松本紹圭
東京神谷町・光明寺の僧侶。
東京大学を卒業後、僧侶になり、その後、インドでMBAを取得するといった、異色の経歴を持つ。最新刊『こころを磨くSOJIの習慣』（ディスカバートゥエンティワン）ほか、著書も多数。
朝、お寺に集まり、お経を読み、境内を掃除し、対話をする”テンプルモーニング”も人気。開催日の詳細はツイッター（@shoukeim）にてチェックを。