星に願いを

明日は七夕ですね。昨年の七夕は近所にある学童保育クラブの子どもたちがお寺で七夕飾りをしてくれました。「足が速くなりたい」「お姫様になれますように」笹にはかわいいお願いごとが書かれた短冊がたくさん。

七夕にお願いごとをするのは中国の宮中行事がルーツで、女性たちは織女にあやかって縫い物や技芸の上達を願いました。この行事は平安時代に日本に伝わり、日本古来の行事と重なって現在のような形に変化していったそうです。

七夕の夜。たとえ笹がなくてもためしに短冊を書いてみるのはいかがでしょう。

今のあなたが願っていること、大事にしたいことが少し明らかになるかもしれません。

Profile

木原祐健
（きはら ゆうけん）
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』（河出書房新社）など。