Life style今日も一日おつかれさま

それを離れては、心が死んでしまうというような

『スイミー』などでおなじみ、レオ=レオニさんの『さかなは さかな』という絵本があります。

陸を跳び回るカエルに憧れ、池の外に出たいと思うようになったサカナのお話です。一読して「海の外には憧れなかったことも含めて、スイミーは『かしこい さかな』だったのだな」と気づかされました。

それから思わず考えました。 魚にとっての水に当たるような、それを離れては生きてはいけないようなもの、体にとってではなくて、自分の心にとって、そうだと言えるようなものは、いったい何だろうかと。


Profile

玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)