Life style今日も一日おつかれさま
仏教の有名なたとえ話に、「毒矢のたとえ」があります。
毒矢に射られた人がいれば、普通は急いで治療をするもの。しかし、射られた本人が「犯人や凶器の詳細が明らかになるまで、治療は受けない」と言い張れば、その人は亡くなってしまうだろう…というお話です。
「あれこれと思い悩むよりも、効果の見込める行動をするべき」という、たとえ話ではありますが――
――そのくらい、人は「いくら考えても、わかるはずのないもの」を、ついつい考えてしまうものなのでしょうね。
Profile
玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)