Life style今日も一日おつかれさま

ある日いきなり美しいものが目に映る日常

京都で学生をやっていた頃、今くらいの時期がとても忙しかったです。

そのため毎年、ある日突然、街中の木々が紅葉していたことに気づいてビックリしたものです。

いつの間にか冷たくなった空気が、紅と黄色がいっそう鮮やかに見せてくれ、「こんなに綺麗な風景に、全然気づいていなかったなんて!」と軽いショックを受ける…ところまでが、私の年中行事でした。

今思えば、ある日いきなり美しいものが目に映る日常も…悪くなかった気がします。


Profile

玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)