Life style今日も一日おつかれさま
俳句に「北窓開く」という季語があります。寒風を防ぐために冬の間に閉めていた、部屋の北側にある窓を開けるということで、春のお彼岸のころ使われます。
閉じた窓は寒さを防いでくれます。開いた窓は風を通し、新しい景色を見せてくれます。
お部屋の中に普段は開けていない窓があったなら、短時間でも開けてみてはいかがでしょう。部屋や周りの状況などで開けられないときは、開けようとイメージするだけでも大丈夫。
空気は流れる。光は届く。それは部屋にも心にも言えるのではないでしょうか。
Profile
木原祐健
(きはら ゆうけん)
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』(河出書房新社)など。