Life style今日も一日おつかれさま
何気ない毎日の中でも、仕事や家族、子育て、人間関係など、なんだかモヤモヤしてしまう「お悩み」は湧いてくるもの。そこで、今回は「今日も一日おつかれさま」のコーナーで、ご執筆いただいている僧侶のみなさまに、お悩みを解決するためのヒントをいただきます。
事前にご応募いただいたお悩みに、3人の僧侶がお答え。3週に渡ってお届けしてきましたこの企画、今週でいよいよラストの週となりました。
先週の三宅さんに引き続き、3週目をご担当いただくのは、日蓮宗法源寺・林應寺住職。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中の横山瑞法(よこやま ずいほう)さん。
先行き不安なこの時代に生きる私たち。みんな同じ悩みではないけれど、ひととき、心をほぐすきっかけになれば幸いです。
〜 お悩み 〜
コロナリストラをいい機会と捉え、資格を取ってみたけれど、今とても不安です。
昨年コロナリストラにあいました。
仕事の人間関係に疲れていたので、私にとっては不幸中の幸いか、少しお休みして良いってことだなぁと思い、お休みも半年満喫しました。その間に資格を取ったり本を山ほど読んだりしたのですが、いよいよ4月で失業保険も切れます。目の前に迫ってきた今、何をしたら良いのか、年齢的にも雇ってもらえるのか?不安が先立ってしまいます。非正規社員が長かったので、社員で長く働きたい気持ちがありますが、年齢や経験などの不安、何をしたいか見つからない不安があり、どうやったらこの不安から抜け出せるのか教えて頂きたいです。
バンビさん 48歳
〜 お悩み解決のヒント〜
まずは行動してみることが一番。
コロナリストラを前向きに捉えて、お休みを満喫しながら資格や勉強をされたとのこと、素晴らしいですね。
ただただ不幸な出来事と捉えてしまいがちなリストラを転じて良い機会とされた心の持ちようにはとても感心させられました。しかしそんな中で、いざ就職を考えなければという段階になっての不安。考え想像していても不安の正体も答えもなかなか見えてはきません。
ズバリ、まずは行動してみることが一番かと思います。もう始めているかもしれませんが、求人雑誌をみるなりハローワークへ出向くなり行動して情報を取りに行きましょう。「やりたいこと」が見つからないのであれば、「できること」を探してやってみるのもいいでしょう。コロナリストラを良い縁とすることができたあなたなら、行動を起こした中での出会いを良いご縁としていけるのではと思います。きっと、お休みの期間に得た知識や資格をはじめ、これまでの人生で積み重ねてきた経験が思いもよらないところで繋がり役に立つこともあるでしょう。
不安に思っている未来は、今ここの目の前にあるこの瞬間の積み重ねです。目の前のできることを一つひとつやっていきましょう。
お答えいただいたのは…
横山瑞法
(よこやま ずいほう)
1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama
横山さんを含めた、僧侶のみなさんによるリレー連載『今日も一日おつかれさま』は、毎週、月曜日・木曜日・日曜日の22:00に更新しています。一日の終わりに読むと、肩の荷がふっと降り、スイッチをオフにできます。こちらも併せて、ぜひご覧ください。
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