三人寄れば文殊の智慧

前回に続き、「お悩み相談」について。

実は、お悩みを頂いた日に、AMARCで連載を担当するお坊さん達とzoom上で集まる時間を持ちました。お寄せ頂いたお悩みを見ながら、背景も年齢も様々なお坊さん達で話し合うと「そんな考え方もあるのか」と発見することもあり、学ぶこともあり。

ふと、「三人寄れば文殊の智慧」とはこういうことかと思いました。皆で集まって平等に話し合うと、自分だけでは見えなかった視点が見えてくるということです。

とはいえ、なかなかそんな場を持つのも難しい方も多いはず。そんなときは心の中で語りかけるお相手や本などを、探してみるのはいかがでしょう？ 

Profile

木原祐健
（きはら ゆうけん）
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』（河出書房新社）など。