からだの感触に思いを寄せて、楽しみながら

最近は暖かくなってきたので、自宅では素足で過ごしています。冬の間のモコモコ素材の完全防備スタイルから一転、5本の指や指のつけ根、かかとで直接味わう床の感触が新鮮で、なんだか歩くのが楽しいです。

家ではバタバタしがちな私ですが、歩くことそのものが楽しくなるにつれ……ほんの少し、心にゆとりができた気がします。

歯磨きでも、爪切りでも、スマホやキーボードの操作でも、からだの感触に思いを寄せて、何事も楽しめたらいいのでしょうね。

Profile

玉置真依
（たまき しんえ）
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから（お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内）