ピュアな感動であっても、忘れちゃいけないのは

築地本願寺（つきじ・ほんがんじ）という、とても大きなお寺に初めて行ったときのこと。特に行事の日でもないのに、パイプオルガンの生演奏が始まりました。「パイプオルガンが気軽に聴けるお寺なんだ…！ 東京すごい！」と感動したものです。

しばらくして、職員さんにこの話をすると「さすがに、コンサート以外の日は演奏してませんよ。練習か何かだと思います」と教えていただきました。

ピュアな感動であっても、誰かに確認することって……本当に大切ですね。

Profile

玉置真依
（たまき しんえ）
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから（お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内）