Life style今日も一日おつかれさま

疑うために信じよ、信じるのであれば疑え

経済学者・内田義彦さんの『読書と社会科学』という本に、「信じて疑う」本の読み方が説かれています。

1つの古典を読み込むためには、「自分はきちんと読めているはず」であり、また「この人がでたらめなことを書くはずがない」という、自分と著者を信じることが、そしてその上で自分の疑問を誤魔化さず、正面から向き合うことがとても重要なのだそうです。

疑うために信じ、信じるからこそ疑う。大切な人と向き合う時にも、覚えていたいなと思います。


Profile

玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)