Life style今日も一日おつかれさま

大雨時行

夕方、ゲリラ豪雨に遭いました。急なことで備えがなく、全身びしょびしょになりながら雨宿りをしました。

江戸時代に作られた「七十二候」というこよみによると、8月初旬のこの時期には「大雨時行(たいうときどきふる)」という名前がついています。昔からこの時期は大雨が降ったのでしょう。

日々を生きていると、心にも大雨が降るような出来事があるものです。そんなときのため、丈夫な傘や雨宿りできる場所を、言い換えるならご自分の心の安らぎに繋がる人や物、様々な関わりを、雨が降らないうちに探しておければと思います。

お寺やお坊さんも、あなたの傘の候補の一つになれればと思います。


Profile

木原祐健
(きはら ゆうけん)
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』(河出書房新社)など。