大きな桃の果実を得るために

私の住んでいる地域では、春には桜の花よりも桃の花々のピンク色が周囲を鮮やかに彩ります。

この時期に入ると農家の方々が摘蕾(てきらい)・摘花(てきか)という作業のために畑に出ている姿を目にします。この作業は、大きな桃の実を作るために、花の数を減らして養分を集中させるために行われます。そんな風景に新しい季節の訪れを感じます。

そういえば、年始に「やらないこと」を決めるというお話をしました。新年度にあたって「キチンとできているかな」と振り返ってみると、突然大きなくしゃみが…。

「ハクション！」――花粉のせいでしょうか。

新しい年度も皆様に実り多きことをお祈りしています。

Profile

横山瑞法
（よこやま ずいほう）
1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama