Life style今日も一日おつかれさま

立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花

4月中旬、牡丹が満開になりました。

存在感のある花は、ひとりの人間の姿に見えます。特に牡丹は、頭であるところの花の部分にボリュームがあり、それを支える枝の丈夫さに目がいきます。

その枝を見ていると、ヨガの先生が「背骨と背骨の間に隙間を作ってー!」と言っているのを思い出します。大きな頭を支えるには、背骨のしなやかさが必要だからでしょうね。

牡丹の枝は、そのことを知っているかのように上手に枝の節が分かれ、強風でも折れません。

ヨガの時間には背骨と背骨の隙間を全くイメージできないので、次回からは牡丹の枝をイメージしたいなと思いました。


Profile

長野 文
(ながの あや)
長崎県正法寺 坊守(住職の配偶者)、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。