ブッダのように、ただひたすら○○することを楽しむ

「どこかに到着するのではなく、ただひたすら歩くことを楽しむ。ブッダはそのように歩いた」（ティク・ナット・ハン『いにしえの道、白い雲』）

キング牧師からノーベル平和賞候補にも推薦されたという、ベトナム人の禅僧が書いた小説の一節です。

私たちは、目的のために手段をとることを当たり前として生きています。ですが、ブッダにとってはすべてが目的であり、自然と楽しまれてしまうもののようですね。――たとえばスマホなんかも、タップそのものを楽しめたらいいのでしょうか？

Profile

玉置真依
（たまき しんえ）
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから（お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内）