Life style今日も一日おつかれさま

その人を憶(おも)いて われは生き その人を忘れて われは迷う

表題は、お寺の掲示板の言葉です。

お盆の真っ最中にこれを書いています。お盆は全国から人が来られ賑わう分、終わった後の寂しさが増します。

私が今お寺で「また来年のお盆にお会いしましょう」と思う気持ちは、きっと亡くなられた先人方の気持ちと重なっています。

今年の夏も、亡き人のことを想ってのお参り、ありがとうございました。お盆以外にも先に生き抜かれた方々のこと、時に憶(おも)いだしつつ日々の暮らしを生きていただけたらと、願っています。


Profile

長野 文
(ながの あや)
長崎県正法寺 坊守(住職の配偶者)、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。