Life style今日も一日おつかれさま
「リモートでのコミュニケーション」を料理でたとえると、ザルやこし器等で余計なものを除いた後の、雑味のないもの同士の交流、のような気がします。
一方で、前回お話しした子ども食堂の現場は、鍋に素材をそのまま投げ込み、ごった煮をしていくような現場です。
雑味のないスッキリしたものが続くと、豚汁が恋しくなる……。のでしょうか? いろいろな方が様々な想いで参加され、予期しないような出会いや融合が起きています。しかもそんな場が、多方面からの支援で成り立っています。
人と人との安心な出会いの場として、お寺は可能性があるのかもしれません。
Profile
長野 文
(ながの あや)
長崎県正法寺 坊守(住職の配偶者)、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。