休むべき時節には休むがよく候

今年の夏にオープンした宿坊、冬に入ってからはお客さんもまばらです。どうやら、夏の果樹が一番の売りである地元は、全体的に閑散期のようです。

「なんとかお客さんが来てくれるようにしなければ」とも考えていましたが、休みの時期だと割り切って来年以降の準備をしています。

そう切り替えてみると、宿泊者が続いている時期にはできない、宿にとっては大切なことがあることに気がつきます。

休んでいる時、その時にしかできないこと、感じられないことってありますよね。

一年を振り返りつつ、休める時に休んでしまいましょう。今年も一年、おつかれさまでした。

Profile

横山瑞法
（よこやま ずいほう）
1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama