Life style今日も一日おつかれさま
新年に向けての準備は毎年同じことの繰り返しですが、餅つきは「餅米」という自然物を扱うため、その年その年の様々な状況が影響し、準備の段取りが二転三転してしまうことがあります。
米の出荷時期、保存状況、精米したタイミングなどを見誤って準備を進めていくと、思った通りの餅にならないのです。
そんなことを理解してからは、年末になると冒頭の言葉を思うようにしています。なんとなく心に余裕ができる気がするのです。
そうやって変化する自然との対話を楽しんでいきたいなあと、思います。今年もどうぞよろしくお願いします。
Profile
長野 文
(ながの あや)
長崎県正法寺 坊守(住職の配偶者)、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。