いつも波の中

「波」というワードに注目しています。

私たちが生きているこの世界には、データ化され、波線で表される現象が多いのです。

新型コロナの流行を始め、株の動きも波線で表示されます。人体に関しても、心拍や陣痛なども波打つデータで表示されます。

私たちはいつも波の様に揺れる現象の中にいて、自分自身も（前回書いたように）日々揺れている。

波が大きくて不安になったり、静かすぎて落ち着かなかったり。いよいよその波の振れ幅が大きくなり、終わりと始まりが混じり合う春です。

自分を大切に、乗り切りましょう！

Profile

長野 文
（ながの あや）
長崎県正法寺 坊守（住職の配偶者）、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。