おひな様の飾り方

私のお寺にはおひな様があり、毎年梅の花が咲くころからお飾りしています。

お寺ではじめて飾りつけを手伝ったとき、おひな様の飾り方に東西の違いがあることを知りました。関東では向かって右に女雛を飾り、関西（特に京都）では向かって左に女雛を飾るそうです。写真で言えば、お人形は関西式、上にある掛け軸は関東式の飾り方となります。

伝統的には男女一対でお飾りしていますが、人形屋さんによっては女雛どうし、男雛どうし、一体だけ、という注文もできるようになったそうです。

今年もお役目を果たしてくれたおひな様の姿を写真でおすそ分けいたします。

これをご覧の皆様がそれぞれの暮らしの中で、ご健康で、お幸せでありますように。

Profile

木原祐健
（きはら ゆうけん）
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』（河出書房新社）など。