幾重にも込められた、やさしさに触れるような

大切な友達である「ことり」を亡くした「くま」と「やまねこ」が出会う、『くまとやまねこ』という絵本があります。

大切な人を亡くした時の辛い気持ちや、そういう時に言われたくない言葉、逆に救われたような気持ちになる言葉、そこから少しずつ動き出していくこと――。

人が生きていく上で必要なこと、あるいは本当のことが、とてもやさしい言葉で書かれています。挿絵や装丁も含めて、幾重にもやさしさが込められた絵本です。

もしも機会があったら、手に取ってみてくださいね。

Profile

玉置真依
（たまき しんえ）
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから（お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内）