Life style今日も一日おつかれさま

所有意識から預かる意識へ

住職としてお話しするときに「お寺を預かっています」という表現を使います。たくさんの先輩住職がそう言っているのを見聞きして、特に意識せず使っていました。

しかし、この「預かる」という意識がとても大切だなと最近感じています。

うちのお寺は開創430年で私は27代目。ここまでの歴史があり、その後にもまだ続いていくでしょう。そんな中、私が住職を務める期間は長くても30年程度。

「所有」していると踏ん反り返らず、大切に「預かり」未来へ繋いでいくことが自分の役目だと思っています。

皆さんは、どんなものを預かっていますか?


Profile

横山瑞法
(よこやま ずいほう)

1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama