Life style今日も一日おつかれさま

礼の道とは、相手を思う心を形にすること

私の住んでいる山梨県南アルプス市は、礼儀作法の流派「小笠原流礼法」宗家の小笠原家発祥の地です。先日、その小笠原流礼法講座に参加してきました。

古くから伝わる礼法は、相手と自分、そして身の回りのものを大切にする中で生まれてきた、美しさと合理性を併せ持つものでした。

最も意外だったのは、最終目標は「礼の省略」だということです。相手との関係をみながら、必要以上に固苦しくせず、適切に省略する。それが、本当に相手を思いやることだと教えられました。

何事も実際に体験してみないとわからないものです。講座を受けて礼法の固苦しいイメージが一新しました。


Profile

横山瑞法
(よこやま ずいほう)

1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama