Life style今日も一日おつかれさま

形にしてみて、初めて伝わる想いがある

お寺のなかに「お寺らしくないスペース」が欲しくなり、壁一面の本棚のある部屋を用意してみました。

少しずつ少しずつ、地域の方に、自主保育や読書会など、思い思いに使っていただいています。

少し意外だったのは、「本棚の部屋の管理人」という顔が増えただけで、殊のほか、地域の人たちと関わりやすくなったことです。

自分の内面がそこまで変化したとは思っていないのですが――「本気度」とは、形にして初めて伝わっていくのですね。


Profile

玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)