Life style今日も一日おつかれさま

「あなたとわたし」の関係の中で、生きる言語

大好きな先生の講演集を読んでいたら、日本語の二人称ついての記述が目に入りました。

私たちは普段、話している相手のことを、君、あなた、おまえ……など様々に言い分けていますが、これは、「自分と相手との関係の中で、物事が取りはからわれていく」のが日本の文化だからではないかというのです。(『いのちつながる 松長有慶 講演集』p.80より)

例えば「アンタねぇ……」と気安く呼んでいい相手かどうか、距離や関係性を判断し、使い分ける。

器用というか、繊細な文化と言語で生きていたんですね、私たち。


Profile

玉置真依
(たまき しんえ)
北海道余市郡仁木町・仁玄寺の副住職。京都大学大学院教育学研究科の修士課程を修了したアラサー女子。宗派の垣根を超えた僧侶の自主研修会「てらつな」立ち上げメンバー。プライベートでは、“大切な人と死別した子ども”を支える市民団体「グリーフサポートSaChi」のスタッフも勤める。趣味は、御朱印集め。仁玄寺ホームページはこちらから(お参りの記録共有サイト「ホトカミ」内)