衣の和え方、まとい方

精進料理の教室に参加したとき、白和えのコツを教わりました。

「和えるのは、最後にさっとね。混ぜすぎないで大丈夫」

作ってみた白和えは、地味ながらほどよい存在感。具材の食感の違いを楽しみながらおいしくいただきました。

和え物で具材に絡める調味液を「あえ衣」と言いますが、この言葉を知ってから「このお野菜にはどんな色の衣が似合うかな」と想像するようになりました。

カラーコーディネートをもとにお料理を考えると、栄養も整いやすくなりますし、献立作りもちょっと楽しくなりますよ。

Profile

木原祐健
（きはら ゆうけん）
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』（河出書房新社）など。