目の前の情景に心を映して

海なし県の山梨県民としては、海を見ると気がつくとスマホのカメラを向けて写真を撮っています。

きらめく水面を眺めていると、一度たりとも同じ姿を見せない、その瞬間の連続が目の前で繰り広げられていることに、特別なものを見ているような感覚になります。

思えば私たちの目に映るものは、同じように見えても、全てもう2度と同じ姿を見せてくれないものばかりです。

師走に入り、予定も盛り沢山で気もそぞろ。そんな時だからこそ、目の前の今しかない情景を大切に見つめる眼差しを持っていたいものです。

Profile

横山瑞法
（よこやま ずいほう）
1981年生。山梨県南アルプス市にある日蓮宗法源寺・林應寺住職。祖母、妻、3人の子どもと暮らす。趣味はキャンプ・アウトドア。お寺での朝掃除の会「テンプルモーニング」を全国に広めるために活動中。山梨県の超宗派僧侶のグループ坊主道に所属し、多職種の人たちや学生と共に活動する一般社団法人SOCIAL TEMPE理事を務める。
Instagram:@zuiho.yokoyama