Life style今日も一日おつかれさま

ハロウィンと仮装の始まり

ハロウィンが近づき、ふと気になってハロウィンについて少し調べてみました。

どうやらその起源は古代ケルトのお祭りであるそう。ケルト文化では11月1日が新年。その前夜、10月31日の夜には死者の魂が家族のもとに帰るとされていました。日本の「お盆」とも似ていますね。

日本と違うのは、死者の魂とともに悪霊もやってきて、作物や子どもに災厄を与えてしまうこと。そこで子ども達は魔除けのために悪霊やおばけの仮装をして夜を過ごしたそうです。これがハロウィンの仮装のルーツとされています。

ハロウィンは明るい行事ですが、その中には古今東西変わらない亡き方を思う気持ち、お子さんを守りたい思いが含まれているようです。


Profile

木原祐健
(きはら ゆうけん)
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』(河出書房新社)など。