何でもないことが尊く思えてくる

「非常に小さな出来事（蝶の羽ばたき）が大きな物事（嵐が起こる）に影響していくことを、バタフライエフェクトという」

散歩の途中ひっそりと水浴びする鳥を見ながら、この言葉を思い出しました。水面にはきれいな波形ができ、目を奪われました。

何でもないこともドローンのような視点で見ると、影響しあっている。今朝の背伸びも洗顔も、すべてが絡み合って大きな世界へ通じていく。

何でもないことが尊く思えてくる。そんなひと時でした。

Profile

長野 文
（ながの あや）
長崎県正法寺 坊守（住職の配偶者）、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。