Life style今日も一日おつかれさま
仏教というのは人間の「苦」に敏感な教え。
なぜ人は苦しむのか? それを分かりやすくするには、「思い通りになる」「いつまでも元気の」「何事も変わらない」といった言葉に「つもり」をつけるとよいそう。
そして、そうはなりませんよ、というのが仏教の教え。つもりを付け続けると、苦しみも積もっていく……。
全てはうつろいゆくのがこの世の道理と納得できれば、少し「苦」もゆるむかもしれません。 つもりはつけない「つもり」で生きていきましょう!
Profile
長野 文
(ながの あや)
長崎県正法寺 坊守(住職の配偶者)、真宗大谷派僧侶。お寺や仏教のことを、「今」生きる方に伝えるべくさまざまな方法で発信中。最近は、「行いがわたしを導く時間 」というお寺ならではの作業を、楽しみながら学んでいくワークショップ形式の活動に取り組み中。