【山脇りこさんご出演】「毎日食べたい かんたん3×3レシピ」出版記念 インスタライブ

毎週水曜日にお届けしている、料理家の山脇りこさんの連載「身体リセット3×3レシピ」から、生まれた書籍『毎日食べたい かんたん3×3レシピ （ぴあ株式会社）』。2月24日（水）の発売スタートにさきがけ、23日（火・祝）に、りこさんとともにインスタライブを開催いたしました。

当日は、大草とのクロストークから始まり、後半は本書の中から選抜した２品をライブでクッキング！ ご視聴いただいた方からの質問にお答えしていく中で出てきた「RIKO’S POINT」含め、インスタライブのまとめをお届けします。本記事の最後には、素敵なプレゼント（りこさんと大草のサイン本♡）の応募方法も掲載しているので、最後までお見逃しなく！

りこさんと大草の

クロストークからスタート

「AMARCを立ち上げたときから続いている連載が書籍化するなんて……（涙）」 と大草の感動と感謝の声から始まった、インスタライブ。
連載をスタートするあたり、AMARC編集部からお願いしたのは、「忙しいからと言って毎日外食というわけにもいかない。美味しくて、簡単で、身体に良いもの。そして、ベーシックな調味料で作れる」レシピ。すると、りこさんから「3つの食材、３つのステップで完結するレシピ」のご提案が。ご自身も「自分で自分の首を絞めた」とおっしゃるほど、連載として、この条件をクリアするレシピを生み出すのは至難の技。しかし、そこはりこさん。「美味しいことは絶対に諦めず、いかに皆さんに楽をしていただくかを考えるのは、とっても楽しかった」とのこと。

大草のお気に入りのレシピは、「みかんのコーヒーキャラメリゼ（本書 P.106掲載）」と「大根と柿、トマトだしのみそ汁（AMARCの記事はこちら。本書P.94掲載）」。実際に食べた時の衝撃は今でも鮮明だとか。「いろいろな調理法で、食材の個性やキャラクターを知って欲しい」という山脇さんの想いに、プロの教示を感じたそう。調味料は至ってシンプルなものを使うりこさん。それは食材も調味料の一つと捉えているからなのだそう。たとえば、酸味を足したければ、キウイ。甘みを足したければ柿。そんな柔軟な発想力と想像力が、りこさんの料理の魅力に繋がっていたんですね。

さらに、本書の編集担当である、ぴあ株式会社の大木淳夫さんもご登場。ご自身もよく料理を作るという大木さん。りこさんのレシピは、もともとよく作っていたそうで、その理由は「罪悪感なく子供に食べさせられるから」なのだそう。世に溢れるかんたんレシピを見るたびに、作り手の楽さはあれど、それは本当に子供に食べさせてもいいものか、という疑問を感じていたそう。山脇さんのレシピはそれがなく、お子さんも喜んで食べてくれるんだとか。レシピと一言で言っても、何を一番大切にするかは作り手の気持ち一つ。大木さんは今年二十周年を迎える老舗ガイドブック「東京最高のレストラン」の編集長でもあります。美味しいものを知り尽くした大木さんが挙げた理由を聞いて、山脇さんの食に対する真摯さを一層感じました。

インスタライブの後半は

食材を切るところから実演！

ライブの後半は、デモンストレーション。過去にAMARCにも掲載した「ミルフィーユカツ〜生姜焼きの肉で〜」と、本邦初公開の「ブロッコリーと芽キャベツのパスタ」の２品を作りました。もちろん、どちらも３つの食材、３つの手順で作れる、かんたんレシピ。ほとんど料理をしないという、編集部の鈴木がアシスタント。果たしてうまく作れるのか……！？ ドキドキのスタートです。

ミルフィールカツ
〜生姜焼きの豚肉で〜
（『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』 P. 21掲載）

【材料（2人分）】
・豚肉生姜焼き用…８枚
・卵…1個
・パン粉…カップ1

【調味料ほか】
・小麦粉…大さじ1
・揚げ油…フライパンに1cm

【つけあわせ】
・うるい、プチトマト(付け合わせ)…適量

※本レシピは、過去にAMARCにも掲載されたものです。こちらの記事も合わせて是非ご覧ください。

• 小麦粉はキッチンペーパー、パン粉は豚肉が入っていたトレーを使用し、洗い物を削減。卵には大さじ1の水を足して卵液に。食材に絡みやすくなります。
• りこさんにお手本を見せてもらったあと、編集部の鈴木もトライ。いつになく真剣です（笑）。
• 今回の付け合わせは、うるい。これから旬を迎えるうるいは、山菜のなかでも、生でも食べられるほど扱いやすく、スーパーでも手に入るのだそう。
• 揚げ油に使ったのは太白胡麻油。香りが軽く、あっさりとした仕上がりに。

✔︎ 揚げ物こそ家で作って！
揚げたての揚げ物ほど美味しいものはありません。特に油を使い刻一刻と酸化が進む揚げ物は、是非ご家庭で。揚げ油はフライパンに1cmでOK。片面ずつ揚げるので、油の量も少量ですみます。揚げ終わった油は、付け合わせを炒めたりして、その日に使い切ってしまうのがおすすめ。

✔︎ 洗い物を極力減らすには
小麦粉はキッチンペーパー、パン粉はお肉の入っていたトレーに入れて、終わったらそのままゴミ箱へ！ 洗い物がぐんと減ります。(トレーに関しては各自治体のルールがあると思いますのでご確認ください)

✔︎ タルタルソースにはヨーグルトを加えてヘルシーに
カツと相性抜群なタルタルソース。茹で卵2個を荒く潰し、マヨネーズ大さじ1、パルテノヨーグルト大さじ1を加え混ぜます。ここでお塩をひとつまみ。というのも、カツ自体には味付けはしないんです。下味をつけても、衣をつけると塩味はそこまで感じないのだとか。さらに、塩をお肉にふると水分が出て硬くなるので、タルタルソースやお好みの調味料を、食べるときにつけるのがベスト。

✔︎ 分厚いお肉じゃなくても食べ応えあり！
半分に切った豚肉を縦に二等分に切って、重ねるミルフィーユカツ。半分に切った方が、揚げやすく食べやすいので、ここはマスト。小麦粉、卵液をつけたあと、かりっと仕上がる、細かめのドライパン粉を。小麦粉はしっかり均等につけず、マダラでOK。お肉もきっちり形を合わせなくても大丈夫です。出来上がった時に薄いお肉がカリッとクリスピーに仕上がり、いろんな食感が楽しめます。

✔︎ 揚げる温度は低めでじっくりと
揚げるときは、あまり高温にしないのがポイント。140〜150℃で、じっくり揚げるのがトンカツが美味しくあがるコツです。菜箸を油につけて気泡がシュワーっと出てくるくらいが丁度いい温度。時間は両面4分ずつ。

✔︎ 油も大事。香りの強すぎないものを
揚げ油はごま油。なかでも、色の薄いものを使用。濃いものだと香りが強すぎます。食べ物で 抗酸化作用や美肌効果に一番影響するのは油。一つの植物を酸化しないよう丁寧に絞った油がベスト。

✔︎ アレンジいろいろ！
お肉の間に、チーズや大葉、梅肉、オリーブを挟んでアレンジするのもおすすめ。これからの季節は新生姜も！ 元々層になっているミルフィーユカツは冷めても柔らかく、お弁当にもぴったり。りこさんのおすすめはサンドイッチ！ さくっと噛み切れて、美味しくいただけます。

✔︎ 付け合わせも旬のものを
これから美味しくなっていく山菜。うるいは、下処理いらずで、切ってすぐ食べられます。彩のいい赤と黄色のミニトマトを4等分に切り、オリーブオイルとレモン汁で和えればOK。水が出ないよう、食べる直前に塩を振って。

2品目は、書籍にて初出しのレシピ。山脇さんは宇宙ベスト3に入るくらい芽キャベツが好きなのだとか。ちなみに1位はスナップエンドウ、2位はカリフラワー。

ブロッコリーと芽キャベツのパスタ
（『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』 P. 58掲載）

【材料（2人分）】
・ブロッコリー…半個(冷凍でも可)
・芽キャベツ…10個(冷凍でも可)
・ニンニク…1カケ(チューブなら2cm)

【調味料ほか】
・オリーブオイル…大さじ1
・スパゲッティ…160g
・塩(茹で汁用)…大さじ1
・黒胡椒…小さじ1/2(お好みで)

• 手作り感満載の手書きでお送りしております(笑)
• 野菜はハムスターの一口くらいの大きさで。だいぶ小さい？！

✔︎ 野菜は小さめにしてパスタと絡める
ブロッコリーは、茎も葉っぱも入れ、すべて小さく切ります。芽キャベツも同じくらいに小さく。そう、野菜はくたくたに煮てソースに。ニンニクが苦手な方は生姜でも。芽キャベツはキャベツでも代用OK。

✔︎ 塩味はパスタにつけて
今回は、パスタに塩味をつけたいので、茹で汁に塩をしっかり入れます。パスタをおらないで入れられる、直径が大きいフライパンで茹でるのもおすすめ。後からソースと絡めるので、少し固めに。8分の表示のパスタなら6分で。

✔︎ 湯切り不要、そのままフライパンにパスタを入れてOK
フライパンにオリーブオイルを入れ、低温でニンニクを炒め、続いて芽キャベツとブロッコリーを入れて、炒めます。パスタの茹で汁を入れ、蓋をしてくたくたになるまで蒸し焼きに。茹で上がったパスタを、野菜を炒めたフライパンに入れ、加熱しながら混ぜ合わせて盛り付け、お好みで黒胡椒をかけて完成！

今回は野菜のみですが、ベーコンやスパム、アンチョビやツナを入れても◎。是非いろいろなアレンジを楽しんでください。

• あっという間に二品完成です。本当に簡単！
• 大木さんと鈴木で早速試食。美味し過ぎて二人とも箸が止まらない(笑)

食材を切るところからスタートして2品完成するまでにかかったのは、およそ30分。こんなに簡単なのに見た目は豪華！ ミルフィールカツは驚きの柔らかさでした♡

【COLUMN】
RIKO’S FAVORITE SEASONING

調味料はお塩だけということも多いという、りこさん。だからこそ調味料にはこだわりが。おすすめのお塩とオリーブオイルがこちら！

【NEWS】
りこさんと大草のサイン入り
『毎日食べたい かんたん3×3レシピ』を
プレゼント！

りこさんのレシピは本当にシンプル。ご本人曰く簡単にしているという感覚はなく、真面目に作ってもこの作り方。あえて難しいものを簡単にするのではなく、ただシンプルに作る。それが、食べる人も作る人も幸せなレシピを生み出す秘訣でした。アイデアは豊富に、テクニックは簡単に、本の中にはそんなメニューが80以上も掲載されています。忙しい皆さんを少しでもラクに。そんな想いの詰まった山脇さんのレシピ本『毎日食べたい かんたん3×3レシピ （ぴあ株式会社）』、是非手に取ってご覧ください！

そして、今回は、特別に、りこさんと大草のサインが入った『毎日食べたい かんたん3×3レシピ （ぴあ株式会社）』を抽選で5名の方へプレゼント！ 下記詳細をご確認の上、是非ご応募くださいませ。

〈応募方法〉

応募は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

※サイン本のプレゼントは、プレミアム会員様のみご応募いただけます。プレミアム会員についてはこちらから。
※サイン本の当選は、商品の発送をもってかえさせていただきます。