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人生を彩る家具たち〜私の大好きな場所〜

これまで大草自宅のインテリア紹介でも、度々登場してきた「FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)」は、まもなく創業150周年を迎える北欧デンマークの家具ブランド。家具と生活を共にし、愛情を込めて時間を共有する素晴らしさを教えてくれるブランドです。一度知ってしまうと、どんどん増やしたくなる家具たちの魅力を、本国のスタッフの、インテリアコーディネートを通してご紹介します。

ナチュラルレザーや、
ニュートラルカラーが多いのは、
モダンアート絵画を飾る為


Janne Nyegaard
(ヤンネ・ニューガード)

コペンハーゲンの郊外在住、22年間フリッツ・ハンセンにお勤めになった、ヤンネ・ニューガードさん。入社当時に出会ったコレクションに心を奪われて以来、ずっとフリッツ・ハンセンの家具を買い揃えているそう。

My interior style

『カラフルなカーペットを敷いたり、鮮やかな色彩のモダンアート絵画を壁に掛けるのが好きなので、ベースや家具はナチュラルレザーや淡い色のファブリックなど、比較的ニュートラルな色調にしています。“アルネ・ヤコブセン”と“ポール・ケアホルム”の美しい家具が大好きで、モダンな家具やアクセサリーと組み合わせて使っています』

Meets FRITZ HANSEN

『入社当時に出会った、デンマークを象徴する名作家具の美しいコレクションに心を奪われて以来、フリッツ・ハンセンの家具を買い揃えています。そのため、私の自宅のほぼすべての部屋に、フリッツ・ハンセンの家具が置いてあります。米国人デザイナー、トッド・ブラッチャーが2008年に発表したガラスのテーブルに、ナチュラルレザー張りのアーム付き「セブンチェアを。1955年にデザインされたセブンチェアと、2000年代に生まれたテーブル。およそ50年の時を経て出会った組み合わせとは思えないほどに、その佇まいは自然です。土曜のディナーでは、子供や孫たちとこのテーブルを囲みます。家族が集い、笑いが絶えない食卓に、欠かせない存在となっています』

For my interior

『フリッツ・ハンセンの家具は、私にとってどんなテイストのアートにも馴染んでくれ、全く違うベクトルのものを繋いでくれる、そんな存在。1つ1つの家具が主張する、というものではなく、存在自体に美しさがあるからこそ、様々なアートと共存できるのだと思います。例えばこの場所は、他の部屋とは違う少し落ち着いたアートや、ブッダの置き物など、テイストをこだわらず“好きなものを自由に”置いています。そこに、ケアホルムの代表作、「PK80のデイベッド」、フリッツ・ハンセンのアクセサリーコレクションのクッションとスローを置くと、不思議とまとまりのある空間が完成するのです』

My favorite place

『私のお気に入りの場所は、読書や考え事をするのにぴったりのこの場所。ナチュラルレザーのエッグチェアフットスツール。そして、トレイテーブルとカイザー・イデルのフロアランプ。全てフリッツ・ハンセンのものです。エッグチェアは体を包み込み、視界をスッと遮ることで、簡単に自分だけの空間を作ってくれます。ここでも、壁には原色が鮮やかな絵画を飾りたいので、家具はナチュラルな色調で統一します』

新しいものと古いものを
組み合わせることで
自分らしい空間に


Louise Svendsen

(ルイーズ・スヴェンセン)

インダストリアルデザイナーで、フリッツ・ハンセンのスペースデザイン部門責任者である、ルイーズ・スヴェンセンさん。1904年に建てられたコペンハーゲンのアパートメントは、建築当初の構造の大半を残した趣のある建物。丁寧な人々の暮らしが、歴史ある建物を守っています。

My interior style

『私にとっていちばん大切なこと、それは、もっとも親しみを感じるものたちに囲まれて、リラックスして生活をすることです。シンプルでクリーンなインテリアを基本とし、ときには流行をチェックし、新しいものと古いものを組み合わせることで、自分らしい空間に仕上げています。そして、素材のセレクションや異なるデザイン言語を投影させています』

Meets FRITZ HANSEN

『フリッツ・ハンセンの家具は機能的でありつつ、どんなスタイルの家具や部屋にも馴染んでくれる融和性がある。そこに魅力を感じ、手に取り始めました。私の今のスタイルは、フリッツ・ハンセンに影響を受けてたどり着いたスタイルでもあります。以前は、同系色のスタイリングを重視していましたが、今は色が心や周りの空間にもたらしてくれる影響を探求したい気分。たとえば、このリビングルームを彩るマスタードイエローもそう』

For my interior

『アパートメント全体に張りめぐらされた高いパネル、フライス加工の美しいドア、同じものがふたつとない古いドアの把手など、建築当初の構造の大半には手を加えていません。そのため、窓を開けるのはほぼ不可能。というのも、もとから付いていた把手は古く、ガラスも脆くなっているからです。それでもこの窓を私たち家族は愛し、日々過ごしています。そんな歴史ある建物にふさわしいのはアルファベットソファPK 22のチェア。この二つもまた1950年代に生まれた椅子たち。時代に左右されないフリッツ・ハンセンの家具が、まるで寄り添うように建物の歴史と、他の新い家具とを融合させてくれます』

My favorite place

『私がこのアパートメントでいちばん気に入っている場所は、エッグチェアフットスツールのあるリビングルーム。本でいっぱいの大きな本棚の前でエッグチェアに座り、窓から差し込む太陽の光で、日向ぼっこをするのが大好きです。絶えず変化し続ける光が、壁や床に様々な模様を映し出します。そんなリラックスできる落ち着いた雰囲気が、何よりもお気に入り』

Another Story

『大草直子とフリッツ・ハンセン

『自宅で大好きな場所の1つ、ダイニングテーブルです。家族が揃って、喧嘩したり笑ったり、泣いたりしながら食事をしたり、夫と2人でワインを飲んだり。自室がある末っ子が宿題をするのもここです。シェルターから迎えたパニータが昼寝をする場所でもあります。8人が座れるダイニングテーブルの上には、「カイザー・イデル」のペンダントが。少し低めに設定して、食卓がドラマティックに見えるように。そうそう、パニータが一番好きな場所は、「リリーチェア」。ほかの椅子が空いていても、絶対にリリーに座ります♡』


デンマークを始めとし、世界中で愛される「フリッツ・ハンセン」。特に日本では、北欧家具の代表として広く愛されています。次回は、日本支社長の相澤真諭子さんと、大草の対談のまとめ記事をお送りします。日本家屋と北欧家具の関係性、生活と家具の密接性など、二人の熱いインテリア談義をお届け。4月16日(金)に公開予定です。お楽しみに!


SHOP INFORMATION

FRITZ HANSEN TOKYO

〒107-0062 東京都港区南青山2-27-14
1階,2階
TEL:03-3400-3107
営業時間:11時〜19時