8月29日(月)、@amarc_officialにてインスタライブを開催しました。ゲストは、ビューティ・ライフスタイルデザイナーの藤原美智子さん。ご一緒するのは、実に10 年以上ぶりと言う大草。ヴァンテーヌ時代からずっと憧れ、尊敬してきた藤原さんに、これまで彼女が築き上げてきたキャリアや、これからの生き方について、たっぷり伺いました。努力と才能に溢れた藤原さんの人生に触れた、インスタライブのまとめ記事をお届けします。
ヘアメイクアップアーティスト
引退ではなく、終止符

42年にわたり業界の第一線を走り続けた藤原さんが、ヘアメイクアップアーティストとしてのキャリアに幕を引いたのは今年の4月。一時それは、雑誌などで大きく“引退”と報じられたそう。しかし、彼女の中では引退ではなく、“終止符を打った”イメージだとか。
「引退って、人生を引退。みたいな感じじゃない?ただやめただけなのに(笑)。(藤原さん)」
最後の撮影を終えた直後、メイク道具一式をアシスタントに譲り渡したというエピソードを聞いて、「潔い! 自分が思い描いていたキャリアをやり切れる人が一体どれだけいるだろう!」と、大草の感嘆の声が響きます。
「美智子さんの作るメイクって、凛々しくて、清潔で、品があって、知性を感じる…… これって美智子さんご自身が現れていますよね。」大草は藤原さんが、作り出すメイクと藤原さん自身を同一化させていたこと、その表現として自分を出すスタイルを、今から30年前に確立していたことに対して、正に初期のインフルエンサーだと語ります。
「作り出すものには全て自分が出る。作品を見ただけで、誰がメイクしたかわかります。もちろんスタイリングや文章、料理だってその人が全部出てきてしまう。だから、自分の作るヘアメイクと自分の生き方は同じだと思っています。(藤原さん)」
今の肩書のビューティ・ライフスタイルデザイナーについて藤原さんは「デビュー当時から、その人の良さや内面の魅力を引き出すアーティストになりたいと思ってやってきました。人生100年時代の今、若い時よりもそれ以外の方が断然長い。その人生を美しく生きるお手伝いをしたい。」そう考え、メイクだけでは表現できないものを伝えたいと思ったのだそう。
そして現在は、ブログを始めとした様々な情報発信をし続ける「MICHIKO.LIFE」や、トークショー、そしてプロデュース業のため、かなり多忙な藤原さんは「休みたいからやめたのではなく、発信したいことがもっともっとあるから。」と、嬉しそうに語ってくれました。
人生を進めるには、
人に言えばいい

「今でこそ珍しくない若い女性の起業ですが、30年前、34歳の時に藤原さんが成し遂げたそれは、当時はもちろん、今思い返しても先駆者的存在だった。(大草)」
その当時業界で独立といえば、特に女性はフリーランスがほとんどだったとか。
「縛られない人生がいいとずっと思って生きてきたけれど、責任のある人生も体験してみようかな。」そう思った藤原さんは、当時の事務所のマネージャーに独立の話をしたところ、賛成され引き止められなかったことに困惑しつつも、その時こう確信したそうです。
「人生を進めるには人に言えばいい。言っちゃったら進めるしかなくなるから。(藤原さん)」
自身もクリエイターとして活躍すると同時に、多くのアーティストのマネジメントもするというスタイルも、当時衝撃だったと大草は話します。さらには、当時誰もやっていなかった、商品プロデュースについても。“使いたいものが売っていない”その想いだけでメイクブラシやバレッタなどを作ろうという発想と、行動力は革新的だったそう。
心をむくませない、溜め込まないから
“直感”をキャッチできる

50歳で結婚をされ、これも今では珍しくないデュアルライフを、下田と東京で始めた藤原さん。下田での暮らしも、たまたまご主人と訪れた時にピンと感じたそう。
「私なんでも直感人生で、いいなと感じたことをやって、なんでも後付けなんです(笑)。(藤原さん)」
「でもそれって全部自分のものですよね。直感を自分で選択して、決断して、自分で責任を取る。それは心と体をむくまないように、巡らせておくことが大事で。そうすれば直感って降りてくると思うし、その直感をキャッチするフローは持っておいた方がいいと、美智子さんと今日お会いして改めて思いました!(大草)」
自分と向き合い、必要な物と必要でない物に、考えを常日頃から巡らせている大草自身、大いに共感する部分があったようです。
肌力はトータルバランスで
助けてあげる

「肌力を上げるには?」という大草の質問に、
「何よりも澱ませないことが大事。」
と藤原さんは答えます。
彼女自身、30代までお酒もよく飲み、夜更かしをし、不規則な生活をしていたそう。水もあまり取らなかったことで、肌はとても乾燥していたとか。でも、お酒をやめ、食、運動、生活をトータルでケアをするようになったら、肌の“幸福力”が明らかに変わっていったそう。
「2、30 代はメイクで隠せていたものも、40代になると隠せなくなります。自信を持って生きるには肌はとっても大切。スキンケアはもちろん大事。でもそれだけじゃなく生活そのものがメイクなんだと気づきました。生き生きと美しくありたい、自分がそうなりたいからこそ発信をし続けたい。(藤原さん)」
そう語る藤原さんの言葉には、未来への展望、そして自分がこれまで培ってきた知識が誰かの手助けになれば、という温かい気持ちがこもっていたように感じます。
そして、トークの最後は、こんな藤原さんからの一言で締め括られました。
「些細なことでも行動した先に、自分らしさや自信がついてきます。できないかもと諦めないで、ちょっとでも半歩でも進んでみてください。(藤原さん)」
終始笑いが絶えなかったインスタライブ。働くこと、生活すること、それぞれバラバラではなく、トータルで人生になる。未来に向けて熱は湛えながらも、軽やかに生きる彼女の在り方、考え方を知り、何をするにも遅いなんてことはないと勇気をもらえた対談でした。今回まとめ記事に収まりきらなかった、42歳から始められたストレッチの話や、バレエの話、視聴者の皆さんから寄せられた質問へのアンサーも、アーカイブは9月29日まで視聴可能ですので、是非ご覧ください!
【COLUMN】
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