Life style今日も一日おつかれさま

心の止まり木、その一本として

先週日曜日(7/14)の日本経済新聞は、お寺特集でした。

「お寺がサードプレイスになる日」と題し、私が所属するお寺のお坊さんであり、このコーナーで長くエッセイを書いてきた松本紹圭さんが行う朝掃除の会、「テンプルモーニング」などの活動が取り上げられました。

「心の止まり木 地域の核に」という見出しで、先進的な試みを行う全国のお寺が取り上げられています。「お寺がこの街に住み働く人の心の止まり木になれれば」と松本さんは話しています。

止まり木は、鳥が生きるために必要なものであるそうです。私たち人間にも心の止まり木が必要ではないでしょうか。

お寺も皆さんにとって居心地のよい止まり木の一本になれればと思います。


Profile

木原祐健
(きはら ゆうけん)
東京神谷町・光明寺の僧侶。2005年に光明寺のお寺カフェ「神谷町オープンテラス」の立ち上げに加わり、ご縁に導かれ僧侶となる。お寺カフェの「店長」として来訪者のおもてなしを担当し、お寺や福祉施設などで傾聴活動を行う。趣味はカフェ巡り。著書に『神谷町オープンテラスのおもてなしお寺スイーツ12ヶ月』(河出書房新社)など。