新しい景色を重ねながら、人生をともに歩んでくれる腕時計。ときに灯台のように未来を照らし、ときに伴走し、ときに初心に帰らせてくれる――そんな風に、私たちの毎日を支えてくれる腕時計は、その選び方にも個性や知性が滲み出るもの。
そこで、本特集では、12人12様の腕時計にまつわるストーリーを、手元のスナップとともにお届け。
1人目は、ファッションデザイナーや広報、雑誌の編集長など、さまざまな経歴を経て、現在は株式会社TAKAGIWAの代表であり、日本経済新聞社 日経電子版内で展開しているメディア「SPIRE」の編集長もされている髙際香里さん。大草が食事の席でお会いした際、素敵な時計をされていたので、撮影をさせていただいたご縁から、今回の企画にご出演いただくことに。
Q1.愛用している時計は?
ブランド名:フランク ミュラー
シリーズ名:マスタースクエア レディース
Q2.愛用している時計を迎え入れたときのエピソードを教えてください。
40代のときに、日本のフランク ミュラーのお店で購入しました。時計が欲しいなと思っていた時期だったのですが、コレとは決めていない中、偶然出会い、一目惚れしてしまいました。もともと、メンズライクなものやスクエアのタイプが好きということもあり、即決でした。
Q3.愛用している時計の気に入っているところは?
フランク ミュラーといえば、トノー型の文字盤が定番ですが、珍しいスクエア型。インデックスもローマ数字のモダンでグラフィカルなデザインで気に入っています。ベルトはシャープでシックな黒です。
Q4.普段はこの時計を、どのようにつけていますか?
日常につけやすいだけでなく、正式な場所にもつけていける万能な時計です。コーディネートに迷った時も、この時計を選ぶことが多いです。文字盤のデザインに特徴があり、文字の印象が強いので、華奢なタイプであればゴールドのジュエリーも違和感なく合わせられるので重宝しています。
Q5.次に欲しいと思っている時計は?
ブランド名:カルティエ
シリーズ名:パンテール ドゥ カルティエ
ホワイトゴールドのタイプ。小さなケースの、文字盤の周りにあしらわれたパヴェが繊細で美しく、いつ見ても素敵だなと思います。
Profile
株式会社TAKAGIWA
代表取締役
髙際香里
東京都出身。 ファッションデザイナー、広報、『エル・ジャポン(ハースト婦人画報社)』のスタイルディレクター、『DAZZLE(日経BP社)』編集長、ウェブマガジン『Nikkei LUXE』のクリエイティブディレクターを経て現在に至る。2020年より、株式会社TAKAGIWAの代表、2021年5月から日本経済新聞社日経電子版内『SPIRE』の編集長を務める。ブランドコンサルタントやカタログ、広告などのクリエイティブディレクターなどにも従事している。
Instagram: @takagiwa.k