新しい景色を重ねながら、人生をともに歩んでくれる腕時計。ときに灯台のように未来を照らし、ときに伴走し、ときに初心に帰らせてくれる――そんな風に、私たちの毎日を支えてくれる腕時計は、その選び方にも個性や知性が滲み出るもの。
そこで、本特集では、10人10様の腕時計にまつわるストーリーを手元のスナップ写真とともにお届け。
5人目は、ファッションからビューティ、ライフスタイルまで国内外のさまざまなブランドのPRやコンサルティング業務を担う、クリエイティブエージェンシー「LYDIA(リディア)」代表の本田美奈子さん。機械式時計に魅了され、結婚記念も指輪ではなく、迷わず時計を選んだという本田さん。今回は、そんな本田さんの時計コレクションの中から、ビジネスシーンにつける時計をリクエストしました。

Q1.愛用している時計は?
ブランド名:ジャガー・ルクルト
シリーズ名:メモボックス
Q2.愛用している時計を迎え入れたときのエピソードを教えてください。
10年ほど前に主人が購入したものを、今は兼用しています。
もともと私も主人も、機械式の、いわゆる時計屋さんの時計が好きなので、節目やお祝いのときには、お互いに時計を贈り合い、コレクションしています。ウィメンズ用のフェミニンなデザインの時計が、今の自分のスタイルにはあまりフィットしない気がしていて、普段使いできるクラッシックでシンプルな、大きすぎないサイズの時計を中心に集めています。
普遍的なデザインの時計こそ、それぞれのブランドのアイデンティティが垣間見えるのと、クラッシックなデザインでもベルトを替えることで色々な表情を見せてくれるところも好きです。
Q3.愛用している時計の気に入っているところは?
ジャガー・ルクルトは、レベルソの細長四角のイメージが強いと思うのですが、丸フェイスの珍しさに惹かれました。あまり使いませんが、タイマー付きのところも気に入っています。今はベージュのスウェードのベルトにしていますが、その前はオレンジのクロコのベルトをしていました。
Q4.普段はこの時計を、どのようにつけていますか?
ジュエリーと時計のコーディネートは、洋服同様毎日の気分で決めるので、その時々で変わりますが、この時計はステンレススチールなので、ホワイトゴールドやダイヤモンドが印象的なジュエリーをメインにコーディネートすることが多いです。
Q5.次に欲しいと思っている時計は?
ブランド名:ジャガー・ルクルト
シリーズ名:レベルソ
ずっと欲しかった時計なのですが、デザインにさまざまなタイプがあり、どれにしようか決められなかったのです。実は「やっとこれ!」というものに出合ったので、次の節目のプレゼントに期待しているところです(笑)
Profile

LYDIA 代表
本田美奈子
ハワイ生まれ。大学卒業後、PR会社で10年の経験を積み、2010年にクリエイティブエージェンシー「LYDIA」 を設立。国内外のさまざまなクライアントのPRやコンサルティングのほかに、ブランディングやデザイン、コンテンツクリエイションなどの業務を担う。プライベートでは、9歳の男の子の母親。
Instagram:@minakolydiahonda