「大草直子に質問！」のコーナーにプレミアム会員のみなさまから届いた質問や、1月に公募したファッションに関するお悩みに、大草直子がずばりお答えします。たくさんの質問やお悩みをお寄せいただき、すべてにお答えするのは難しかったのですが……。できる限りお答えできるよう、記事の最後には、大草直子が言葉でお返事するCOLUMNコーナーを増設しました。

Q. 出産後、体型の変化もあり、ファッション迷子に……。動きやすくて、スタイルがよく見え、かっこいいママコーディネートを教えてください（大阪府 あややさん）

A. 「子供と一緒」がドレスコード♡ フラットに似合うカジュアルを

出産後の気持ち、体型の変化は私も３度経験しているのでわかります。ホルモンがね、嵐のように変化するときなので、「一生このままではないから」と思い、ゆったりとした気分で過ごす方が後々楽な気がします。

バストが大きくなり、ヒップやウエスト周りも「子供を守り産み落とす」ために脂肪がついているので、見慣れた「自分の輪郭」より２割丸く、甘く、緩んでいるのが産後の状態です。この丸さ、甘さ、緩さはとても幸せで素敵なタイミングですが、おしゃれをモティベートできなければ、いつもの自分のコーディネートより２割シャープに辛く、ハンサムにすれば良いのです。色も柄も素材もね。

例えば、子供を抱いて歩くときはフラット。スニーカーも良いけれど、こんなメリージェンタイプ。慣れるとそのままベルトを開かず履けます（笑）。しかもレオパード、ポインテッドにすれば脚だって細く長く見えます。そして上に上がっていってボトム。くるぶしが見える丈のブラックデニム。ミッドライズなので、かがんだ時、後姿も安心です。そしてニット。ナチュラルなリネン混のニットは、こんなタバコ色を選べば、うんとハンサムです。ベイビーの愛らしさ、子供を産んだ直後の女性らしさを、こんなふうにあえて服でマイナスしていくのも楽しいですよ！　

こちらもおすすめ！

東京都にお住まいのさとこさんからは、こんなご質問も頂いていました。

「デニムの更新ができないアラフォーです。入るものをなんとなくはいてしまうのですが、体型にもココロにもフィットしません。綿100%の固めのおすすめデニムは？」

デニムが一度「難しいあいつ」になる瞬間があるんですよね。40歳前後で。私もそんな時期がありましたよ。１年くらいほとんどはかなかったな。その前は毎日デニムだったのに。このタイミングこそ、デニムを更新する時。身体になじむ、そして自分の輪郭の形に変わったデニムに、もしかしたら甘やかされているのかもしれません。はきやすく、良い具合に伸びた１本は卒業して、新しい１本に入学しよう。
例えば、上でもはいている、アッパーハイツ×大草直子の「THE CHARLIE」。すみません、ブランドさんがこのネーミングをつけてくださいました（笑）。コットン98％なので、ファーストインプレッションは少し硬めかも。けれど、この硬さが、大人の女性のボディラインをシャープにキリッと見せてくれます。おまけにミッドライズ、少しテーパードなので、一気に今年らしさも手に入ります。3月16日（月）、AMARC STOREで先行販売（プレミアム会員のみ）を予定しています。

COLUMN

Q. リネン素材の着用時期はいつからいつまでですか？（滋賀県 ミニミニさん）

A. リネンはオールシーズンの素材。冬だって是非♡

リネンは吸湿性が高く、速乾性があり。外気温に左右されない天然素材で、電磁波をリリースしてくれる効果も高い、と言われています。質度が高い日本では「夏の素材」として解釈されていますが、ヨーロッパでは、冬にカシミヤやウールと合わせて楽しむ「通年の素材」です。最初にご紹介したような効果があるので、私のベッド周りは１年中ずっとリネン。シーツもカバーも、ピローケースも。使うごとに少しずつ柔らかくなっていくのも良いですよね。
肌が透けるほど軽いリネンは、冬は難しいかもしれませんが、ヘビーリネンなら、オールシーズン着ても良いかと思います。肌に触れるときのドライ感が真冬には――なんていう寒がりさんは、春秋、カシミヤやスウェードと組み合わせるのがオススメ♡

※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。

※ショップリストはこちらから