大草直子の琴線に触れた、「秋一番」のリコメンドアイテムをお届け。ワンピースにパンツ、アウターにバッグにメイクアイテムと、選りすぐりの10点をご紹介します。

2アイテムとも、ネーミングが可愛い(笑)。
まずセオリーの「人参(キャロット)パンツ」。その名の通り、人参のように太ももに適度なゆとりがあり、裾に向かって細くなるシルエット。横から見た時の印象も考えて、ただ太もも周りを「太く」するだけではなくて、タックを深くとって立体的なフォルムに。少し高めのウエストが、その対比で「細く見える」のが特徴です。今年の着こなしのバランスは、やっぱりウエストがポイント。こうしてすっきり見せたほうが断然今っぽいし、さらにバランスが◎。ウエスト、太もも、おまけにヒップのボリュームは、この独特のシルエットが逃がしてくれるから、ぜひ挑戦してほしい。パンツのブランド、セオリーの渾身の1本です。
ミラ オーウェンのアウターは、裏表で全く表情やイメージが変わる「2FACE」。繊細なエコファーを表にすると華やかでリッチな着こなしになるし、キルティングサイドを着ると、カジュアルに。Aラインの使いやすいシルエットで、かつパンツにもスカートにも、マキシワンピースにも合う絶妙な丈が決め手で、この特集でピックアップしました。

美脚パンツの代名詞と言っても過言ではない、セオリー。この秋の新作「キャロットパンツ」は、深いまた上とフロントにあしらわれた立体的なタックが目を引く一本。腰からももにかけてはふんわり空気を含み、裾に向かって細くなる、モダンな曲線を描きます。繊細で滑らかなSUPER120sのウールにトリアセテートをブレンドした素材で、ほど良く肉厚なため、体型を選ぶことなく、美しいシルエットをキープ。縦にも横にも伸びる2WAYストレッチで、はき心地も快適そのもの。

リバーシブルで着られるアウターは数あれど、ここまで裏と表で表情が変わるのは珍しい、と大草も絶賛。毛並みも、透明感のある色味も、限りなく本物に近いエコファーに、今っぽいスポーティさがありながらシティ感もあるキルティング。裏表を変えるだけで、文字通り、ラグジュアリーからカジュアルまで、さまざまなシーン、アイテムにフィットします。身ごろにほど良くゆとりがあるので、中に着るインナーも選びません。
\NAOKO OKUSA’S STYLE/

パンツのカラー名「パロミノ」は、馬の毛色の一つで、月光のように金色に輝く、月毛とも言われる色。優しく柔らかな金茶色は、どんな色を合わせても品よくまとまてくれます。たとえば、トップスに明るいオレンジのリブニットを持ってきて、足元をボルドーのパンプスにすると、血色感がプラスされ、親やすくウォーミーな印象に。パンツのマットな風合いも、コーディネートをラグジュアリーに見せてくれるポイント。


あえて同じコーディネートで、エコファーを表にしたバージョンと、キルティングを表にしたバージョンを比較。いかがですか? 印象、全然違うと思いませんか? トップスは、アウターの柔らかく透明感のあるベージュの延長線にある、セージグリーンのタートルネックニットをチョイス。アウターは、袖に腕を通さない、袖を少しまくるといったアレンジも楽しんで。キルディングも、洗練された「壺型」なので、アウトドア感が強くなく、街でも気負いなく着られます。
いかがでしたか? 次回は9月27日(日)に公開予定です。ご紹介するのは、THREEのアイシャドウとto/oneのリップ。お楽しみに!
Photograph /Yoko Nakata(maettico)
Hair&Make-up/Tomoko Kawamura
Styling & Text /Naoko Okusa
Edit & Text/Ayako Suzuki
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