Your style is you大草直子の信じるおしゃれ

2020.12.30

【年末年始のギフトに】目利きな男性にも喜ばれるギフト by 山本晃弘

気軽に会いにいけない今年の年末年始。会えない代わりにちょっとしたギフトを贈ってみませんか? 今回の特集では、贈り物上手な方々のギフトリストを、全5回でお届け。第2回は、服飾ジャーナリストの山本晃弘さんに男性目線のギフトを教えていただきました。

いただいて嬉しかったものを
相手のキャラクターに

合わせ置き換えて

クライアントや仕事仲間の退職や転職祝いのほか、写真家やイラストレーターなどの個展やライブなどに出向くことも多い、と話す山本さん。

「こだわりを持った方々に贈り物をする機会も多いため、自分自身がいただいて嬉しかったものよく覚えておくようにしています。そのうえで、贈る相手のキャラクターや、シチュエーションを考えて、贈られて嬉しかったもののアイデアを活用します。ブランドよりもそれを選んだ背景や、メッセージが伝わるようなアイテム選びをすることが多いですね」


銀座ウエストのシュークリーム

甘さ控えめのカスタードクリームが、柔らかなシュー生地のなかにぎっしり。スタンダードな美味しさは世代を超えて支持される味。シュークリーム 1個 ¥380/銀座ウエスト(銀座ウエスト 青山ガーデン)

「ド」がつくほどの定番の差し入れが、銀座ウエストのシュークリーム。まん丸の形とぎっしり詰まったクリームは、ライブや舞台の差し入れとして、持参することが多いスイーツです。飾らない味とデザインだけれど、どんな方にも喜んでもらえるのは、やっぱり長く愛される老舗だからこそ。仲間同志、皆さんでわいわいつまんで欲しいなと思うので、たっぷり多めに見繕って届けます。

ブルックス ブラザーズの
オックスフォードパジャマ

パジャマ(ホワイトブルー) 各¥14,000/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

トラッドファッション好きの人にとっては、ブルックス ブラザーズのパジャマは憧れのアイテムです。ボタンダウンシャツと同じ、オックスフォード生地でつくられたパジャマは、定年退職する先輩に贈りたいアイテム。忙しく駆け抜けてきた分、これからの人生はリラックする時間を大切にしてくださいね、という気持ちを込めて。世代や性別を問わずに愛される、ファッション好きにとっては永遠のアイテムだと思います。

GENDYのキャラメルバー

ビターキャラメルをサブレで挟んだキャラメルバー。シガーモチーフのデザインと、ビターでスパイシーな美味しさは、甘いものが苦手な男性にも。ザ プレミアム ビター キャラメルバー 1ダース(12本入り)¥6,000/GENDY(GENDY 南青山店) ※1日50ダース限定。1人3ケースまで。電話予約がおすすめ。 

GENDYのビターキャラメルバーは、実際に私自身、会社をやめるときにメンズモデルの方からいただいてとても嬉しかったもの。メンズファッションっぽいパッケージはもちろん、1日50個限定というスペシャル感がありますよね。小分け包装しているのも、お渡しした方への負担にならないので、フォトグラファーやイラストレーターの個展に伺うときなどに持参することが多いですね。


マリネッラのソリッドタイ

レギュラー ソリッドタイ( 右からネイビーマリネッラ ブルーブルー) 各¥24,000/マリネッラ (フローエンス トーキョー)

私自身が転職するとき、スタイリストの後輩に、転職祝いとしていただいたのが、マリネッラのタイです。彼が当時、ネクタイと一緒に添えてくれた言葉が「ネクタイはオトコにとっての刀と一緒です」というひと言。応援してくれる気持ちが嬉しくて、気持ちがシャンと引き締まったのをよく覚えています。ソリッド(無地)タイは、カラーバリエーションもさまざまありますが、どんなスーツやシャツでも素敵にまとめてくれるのがネイビーカラー。以来、新しい門出を迎える男性には、ネイビーのソリッドタイがギフトの第一候補です。


男性による視点でのギフト選び、いかがでしたか? 次回は、ライターでありコラムニストとして活躍される佐藤友美さんによる、贈り物にぴったりの本をご紹介します。1月8日(金)に公開予定です。お楽しみに!


profile

山本晃弘
(やまもとてるひろ)

服飾ジャーナリスト。『AERA STYLE MAGAZINE』エクゼクティブエディター/WEB編集長。『メンズクラブ』で編集者のキャリアをスタートしたのち、『ELLE a table』(現 ELLE gourmet)『GQ JAPAN』『AERA STYLE MAGAZINE』の3誌を創刊。2019年にヤマモトカンパニーを設立し、創刊より11年間つとめた『AERA STYLE MAGAZINE』編集長を退任し現職に。編集、執筆、広告制作などを行うかたわら、ビジネスマンや就活生に着こなしを指南する「服育」アドバイザーとしても活動中。執筆著書に『仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。』がある。

※本ページに掲載している価格はすべて税別になります。

※ショップリストはこちらから

photograph/Hisai Kobayashi
Edit & Text / Mika Hatanaka


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