人の印象を大きく左右する後ろ姿。その後ろ姿の中でも、ヘアスタイルは重要なパーツ。そこで本特集では、後ろ姿とヘアスタイルのバランスを、トップスとの関係を交えながらお届けします。
最終回となる今回ご紹介するのは、永遠のテーマとも言える、格好良くて無造作な「ひとつ結び」スタイル。合わせたのは、これまた”こなし方”で差がつく「シャツ」。この組み合わせを自分に引き寄せることができれば、知性と抜けのある後ろ姿が手に入ります。
ひとつ結びスタイル
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シャツ
前からと、後ろから。
表情を変えて印象深く


シャツの顔である「襟」を生かすべく、ヘアは「ひとつ結び」にしてすっきりと。髪が後ろにあることで、前から見ると、襟の凛とした印象とデコルテの素肌が引き立ちます。一方、後ろから見ると、シャープな襟のラインに、空気感のあるふわっとまとめた髪が、柔和な印象を添えてくれます。
メンズ由来のシャツ。ボタンを3つあけ、袖をたくしあげて着崩すように、ヘアもアレンジを加えることで、自分に引き寄せて。ひとつ結びで、さりげなく前と後ろで表情を変えれば、視線をとらえて離さない印象に残る着こなしに。
\ Down-style Detail /
\ How to set? /
指の間隔を太めにした手ぐしで、ざっくりとまとめるのがポイント。サイドや襟足の髪が落ちてきても気にしなくてOK。その代わり、結ぶ前にオイルワックスをしっかりと髪に揉み込み、ぱらぱらと落ちてきた髪もしっとりと束感が出るような仕込みを。
>>スタイリング剤のつけ方
✔️ 結ぶ前にオイルワックスを。後ろ髪の内側から揉み込み、髪が落ちてきがちな顔まわり、耳前、そして表面の順につけて。
✔️ 仕上げにヘアスプレーでホールド。全体にふわっと吹きかけて。後れ毛はスプレーをかけたあとに、つまむと束感が出せます。
使用したスタイリング剤は……
ハーフアップのときに使用した
スタイリング剤と同じでOK!

全3回でお届けした、後ろ姿とヘアの企画、いかがでしたか? 自分では気づきにくいけれど、後ろ姿には、その人の「生き様」が写し出されるもの。フロントだけでなく、横や後ろから鏡を見たり、写真を撮ってもらうなど、ときに客観的な目でチェックしてみて。
Photograph /Shungo Tanaka(MAETTICO)
Hair&Make-up/Maki
Edit & Text/Ayako Suzuki
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
※価格の表記がないものは私物となります。現在販売していないアイテムもございますので、ご容赦下さい。
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