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旅に求めるもの──体験したことのない新しい世界〜そこでの学びと探求、深い知との出会いもあるとは思いませんか?
各施設が独創的なテーマで、私たちを常に驚く旅へと誘う「星のや」から、魅力的な施設が誕生します。国の重要文化財「旧奈良監獄」を活用したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」(奈良県・奈良市)が2026年6月25日開業。4月に開館した「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」とともに忘れられない旅になることは間違いありません。
この夏、旅の候補に加えてみてはいかがでしょう?

旧奈良監獄は、明治政府によって計画された明治五大監獄(*1)のうち、唯一全貌が現存する貴重な建築物。その重要文化財である旧監獄を活用したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」のコンセプトは「明けの重要文化財」。日本が開国した明治という時代を背景とし、100年を超える歴史を刻んだ旧奈良監獄。その歴史が明け、ラグジュアリーホテルとして始まる新たな時間を表現。赤レンガの壁や旧監獄を象徴する放射状の舎房など、これらの建物も、歴史的な意匠を残しつつ、現代的な感性を取り入れた新たなデザインが組み込まれました。
「文明開化」とも称され、近代国家として歩き始めた黎明の時代に、日本においても豊かに花開いた西洋の文化を滞在の随所に織り込み、歴史の深みと圧倒的な非日常に浸る。新たな旅の喜びを創出するホテルです。
(*1) 明治五大監獄とは 明治期に竣工された五つの監獄のこと。「奈良監獄」「長崎監獄」「金沢監獄」「千葉監獄」「鹿児島監獄」が施工された

客室は、往時の舎房を連結し、ラグジュアリーで安らぎを感じるプライベートな一室へと生まれ変わりました。客室タイプ「The 10-Cell」は、独居房という最小単位の空間を10房分、繋ぎ合わせた贅沢な造り。漆喰で覆われていた壁の下に現れた100年を経た手積みのレンガ壁、新たな時代の建築を支える太い鉄柱、そしてウッドパネルの調和は、重要文化財の歴史に現代を重ねた美しい融合を見出しています。
全48室のスイートルームは、寝室・リビング・ダイニングなど、スペースを分けることで、滞在シーンに応じた多彩な寛ぎを創出。重厚なレンガ壁に守られた空間で、移ろう光とともに贅沢な時間を過ごす。そんな新しい滞在の形が提案されます。

別棟のダイニングでは、西洋から伝わった伝統の技法に、日本人の感性で進化した日本のフランス料理を愉しめます。その他にも、「星のや」らしい非日常を味わえる様々な空間演出やアクティビティなども計画中です。かつて閉ざされていた場所が、開放的なラグジュアリー空間へと姿を変え、特別なひとときへと誘ってくれます。

重要文化財「旧奈良監獄」の保存活用事業として、2026年4月27日「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」が開館。コンセプトは「美しき監獄からの問いかけ」。日本の近代化の象徴として築かれた「明治五大監獄」。その中で唯一、全貌が遺る貴重な文化財が、新たなミュージアムへと生まれ変わりました。
旧監獄という特異な空間を通じて、日本の行刑の歴史と監獄という社会をひもとき、世界的クリエイター協力のもと「自由ってなんだろう」など本質的なテーマから、来館者一人ひとりの人生観に「問い」を投げかけます。赤レンガと共に紡がれてきた歴史を知るだけでなく、ルールに制限された受刑者の暮らしをたどる展示や、刑務所の現実から着想を得たアートが深く語りかける。当たり前の日常を揺さぶる、かつてない新たな体験に。

明治政府が司法の近代化を目指し、設計・建設した5つの監獄「明治五大監獄」のうち、唯一全貌を残した旧奈良監獄。中央看守所から放射状に舎房(*2)が伸びる「ハヴィランド・システム」やイギリス積みの赤レンガ壁など、当時から残る意匠と機能性を兼ね備えた建築美を公開します。
「保存エリア」となる全96室の独居房が連なる「第三寮」は、ヴォールト状の天井や高い場所に設けられた窓から自然光が差し込み人権への配慮がうかがえます。監視窓を備えた重厚な木製扉に堅牢(けんろう)な鍵、近代監獄の面影とその場の空気感を直接肌で感じることができます。
(*2) 独居房・雑居房といった居室の総称。

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8つの展示室で旧奈良監獄の歩みを日本の行政制度と共に紹介される「展示エリア」のA棟では、その歴史や建築を。
B棟では、刑務所という特殊な社会での生活を「規律」「食事」「衛生」「作業」「更生」「お金」「自由」7つのテーマに関しデザインを通じて紹介されます。管理された刑務所での生活をたどるうちに、分刻みのスケジュールや固定観念にしばられる現代の生き方にも疑問を生じ、「自分は本当に自由か」の問いにまで発展するのかもしれません。
かつての医務所を改装したC棟では、「罪と罰」「時間と命」といった普遍的なテーマのもと、5組のアーティスト作品と受刑者による刑務所アートを展示。アートが投げかける鋭い問いに触れることで、鑑賞者の感性を揺さぶり、日常を捉える視点をアップデートするきっかけを提供してくれます。また、展示の締めくくりとなる「むすびの部屋」では、アーティストや身近な人へ言葉を届ける「プリズン ポストカード プロジェクト」を実施しています。


展示を堪能した後は、カフェで余韻に浸るひとときを。おすすめは、赤レンガをモチーフにしたカレーパンとご当地ソーダです。明治の洋食文化を映したカレーは、少年刑務所時代に人気のメニュー。ザクッとした食感とスパイシーな味わいが楽しめます。ほかにも明治のレシピに着想を得たチーズケーキもあり、赤レンガの先に広がる空や庭園を眺めながら、思索を深める時間を過ごせます。
ミュージアムショップでは、建築美を収めたポストカードや雑貨、アパレルなど、オリジナルアイテムが充実。また、全国の刑務所作業製品を紹介するギャラリーも併設しています。アートディレクター佐藤卓氏がデザインの視点で選りすぐった逸品の数々は、実際に購入することも可能です。
【ミュージアムカフェ】
営業時間:10:00~16:45(ラストオーダー)
「レンガカレーパン」600円(税込)、「チーズケーキ 1908」600円(税込)
【ミュージアムショップ】
営業時間:11:00~17:00
※ミュージアムカフェ&ショップの利用はミュージアムの入場者限定
奈良監獄ミュージアムは、星野リゾートが手掛ける初のミュージアム事業。監獄という特異なテーマを深く掘り下げるにあたり、世界で活躍するクリエーターたちに協力を依頼。「旅を楽しくする」をテーマにした星野リゾートと、クリエーターによる鋭い表現力が共鳴し、この場所が持つ本質的な価値が発信されます。
【監修クリエイター】
アートディレクター:
佐藤 卓/TSDO

東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」など企業のCI を中心に活動。NHK Eテレ「デザインあ」の総合指導。毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章他受賞。
Museography Supervisor:Adrien Gardère(アドリアン ガルデール)

トロントのアガ・カーンミュージアム(設計:槇文彦氏)や、ルーヴル美術館ランス別館(設計:SANAA)、ロンドンのロイヤル・アカデミー(設計:デヴィッド・チッパーフィールド氏)など、世界13か所以上の美術館の常設展示デザインを手がける。
知的好奇心も満たされる旅、この夏、ぜひ検討してみてはいかがでしょう?
【星のや奈良監獄】
所在地 :
奈良県奈良市般若寺町(はんにゃじちょう)18
電話 :
050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :
48室 チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
施設 :
客室、レセプション、メインラウンジ、ダイニング、ダイニングラウンジほか
併設 :
奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート(日帰り利用可能)
アクセス:
JR奈良駅より車で10分、近鉄奈良駅より車で6分
開業日 :
2026年6月25日
予約受付:
2026年1月20日
価格 :
1泊 147,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
開館時間:
9:00~17:00(最終入館 16:00)
定休日 :
なし
料金 :
大人 2,500円~(税込)
予約 :
公式サイト予約ページより。事前予約を推奨
text:Kumiko Takenaga