新入社員で働き始めたヴァンテーヌ。たくさんの素晴らしい言葉やセオリーを教えてくれたブランドですが、中でも心にストンと落ち、今でも強く残っているのが、甘辛バランス。
はい。甘い、辛いはもちろん、味覚を表現するワードですが、おしゃれを表現するときに使い始めたのは、ヴァンテーヌです。
甘い、というのは、レースやボウなど、女性らしい可憐なディテールやスタイリングのこと。
辛いとは、逆にシャープなシルエットや色、マスキュリンなアイテムを表します。
わかりやすい(笑)!
あ、でも今日お話ししたいのは、甘いにも辛いにも似合う、端正なバッグの話(笑)。最近、暑すぎて、どうしてもカジュアルになりがちなので、バッグだけは、かっちりと「守って」います。
これは、大好きなイギリス人デザイナー、ポール・アンドリューが手がける、フェラガモのバッグ。グレーのような、ベージュのような。ブラウンのようなクラシカルなバッグは、どんな色の服にも合わせやすく、しかも、ゆるりとしたシルエットのコーディネートを端正に見せてくれます。
また、タイトなトップスと細身のデニム、という縦長のアウトラインに、さらに四角いフォルムをプラスすることで、シャープな印象を際立たせることも可能。
甘いシルエットにも、辛いアウトラインにも合うバッグなのです!
ということが言いたかったのですが、前置き長く、失礼しました(笑)。