「フィトテラピー」の第一人者である植物療法士の森田敦子さんに、“フィトテラピー初心者”におすすめのアイテムを教えていただく本企画。
今週は、「香り」に関するアイテムをお届け。嗅覚から脳へのアプローチは早く、わずか1.5〜3秒といわれています。心地よいと感じる香りを堪能することで心を落ち着かせたり、リフレッシュ出来たり、気持ちを切り替えるきっかけにも。自分自身の体の声を聞いて向き合い、自分をいつくしむための時間を過ごす――これはフィトテラピーの魅力の1つですが、いま、身体や心が何を欲しているか、それを一番見つけやすいのが「香り」だといいます。
今回は、植物の香りのチカラを存分に感じていただける、3つのアイテムをご紹介くださいました。
※フィトテラピーについての説明は、こちらをご覧ください。
香料として太古より親しまれてきたフランキンセンスのチカラを、現代社会に適したかたちに落とし込み、商品を展開している「Nu(ヌー)」。
フランキンセンス=精油というイメージが強いかと思いますが、その語源は、古フランス語の「franc encense=醇正(じゅんせい)な薫香(くんこう)」に由来しているのだとか。その名のとおり、古くは焚いて香として利用されたと推定されていて、Nuはその“焚く”を提案しています。
フランキンセンスは”焚く”ことで、精油とはまた違った深い瞑想状態に入ることができます。気管を開く効果も期待できるので、呼吸を深めて胸部への緊張を解いてくれ、心が奥底から落ち着くのをサポートしてくれます。
Nuが扱うフランキンセンスは、南オマーン産の“ボスウェリアサクラ”。世界最高品質のフランキンセンスとして世界中で愛されています。この贅沢な香を1日の終わりに焚くことで、「今日も一日頑張った」と自分自身を褒めてあげる時間が至福です。
※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。
Profile
森田敦子
日本における植物療法の第一人者
株式会社サンルイ・インターナッショナル代表
客室乗務員時代にダストアレルギー気管支喘息を発病したことがきっかけで、植物療法(フィトテラピー)に出会い渡仏。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学び、症状が改善。帰国後は、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため会社を設立。フェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動も行う。
2013年、デリケートゾーン&パーツケアブランド「アンティーム オーガニック」の商品開発や、フィトテラピー普及医学協会のアジア唯一となる認定校「ルボア フィトテラピースクール」を主宰。2020年、フィトテラピーと本草学、テクノロジーを融合させた植物バイオメソドロジーによって女性の一生をサポートするためのトータルライフケアブランド「Waphyto」を立ち上げる。2021年9月に、フェムテック・ウェルネスメディア「WOMB LABO(ウームラボ)」をスタート。2022年、日本女性財団理事に就任。世界45の国と地域で刊行されている女性誌『ELLE』にて、「100 Women CHANGE MAKERS (エルが選ぶ世界のチェンジメーカー100)」に選出される。私生活では長年にわたる植物を用いたケアにより、42歳で自然妊娠し43歳で出産した。植物のチカラを通して、健やかなライフスタイルを提案するラジオ「森田敦子のLove your life」をFM AICHI ,Podcast ,Spotify ,Audee で配信中。
著書も多数。近著は『私のからだの物語』(ワニブックス)。ベストセラーには『潤うからだ』(ワニブックス)がある。
@atsuko1705