
新春初、の撮影は、「自由区」のカタログでした。実は私、初のトークショウは、今から15年以上前「自由区」だったんです。新宿髙島屋の売り場近くのステージだった気がするのですが、本当に緊張したのを覚えています(笑)。と、また以前のご縁がつながり、今回のお仕事に。早朝、まだ暗いうちにみんなで集合して、ロケバスに乗って千葉へ。
2時間たっぷりかかったかな。モデルのSHIHOがヘアメイクをしている間、物撮影をしたり、どこで撮るかを打ち合わせしたり。この作業は、それこそ23歳の新人編集者の時からやっていますが、一度も慣れることはなく、そして飽きることはありません。天気やモデルのコンディション、そしてスタイリング、へアメイク、ロケ場所、写真——すべてがぴたりとはまるかをずっと心配し、緊張し、ピリピリする。けれど、やっている間に、体も心も頭も動き出し、全スタッフの化学反応で、最後には想定した以上の上がりになると、ふうっと安堵する。ずっとこの繰り返しです。

雑誌の編集者になりたい、というのは中学時代からの夢。卒業文集にも、「将来の夢はファッション誌の編集」と書いてあります。今は、仕事の範囲はものすごく広がり、すべてを楽しくやらせてもらっていますが、私の根幹は、この編集する、ということ。デバイスは色々。そして紙だって、リアルな場だって。さまざまな情報を編んで集めていきたいな、と初心に返った一日でした♡
